IC降りてぶらっと3時間周遊&ちょい寄りグルメ Vol.01
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線石原駅中山道上越新幹線荒川信州岡谷で発祥した我が国最大の製糸会社「片倉製糸紡績(現:片倉工業株式会社)」。その最後の製糸工場である熊谷工場の跡地に建つのが片倉シルク記念館である。当時、繭倉庫だった建物が2棟残され、その内部に、1994年(平成6年)まで操業していた製糸機械や道具、資料等を展示し、一般公開している。富岡製糸場は官営工場として誕生した後、民間の経営に移り、最後に経営を行ったのが当時日本最大の製糸会社であった片倉製糸紡績である。1938年、原合名会社から富岡製糸場を譲り受け、その後1987年(昭和62年)まで、50年近く片倉のもとで操業が行われた。富岡製糸場の操業停止後は、熊谷工場が最後の片倉の製糸工場となり、孤軍奮闘したが、ついに平成の時代に入って工場の灯が消された。の工程をわかりやすく紹介している他、戦前に使われた貴重な繰糸機なども多く展示されている。生活を偲ばせる展示もあり、実際にこの工場で働いた係員による解説を通して、製糸工場の様子がよくわかる施設となっている。館内では、実際に工場で使われた機械の展示を通して製糸また、稼働時の従業員の仕事や工場での行事や暮らしなど、高崎秩父鉄道北大通り5イオン熊谷星渓園上熊谷駅片倉シルク記念館熊谷市役所JR熊谷駅40717▲展示されている繰糸機の変遷から、日本の近代化の歩みがわかる。ここで最後まで稼働していたニッサン製HR自動繰糸機は現在安中市の碓氷製糸でも稼働し続けている。〒360-0815 埼玉県熊谷市本石2丁目135番地見学時間10:00〜17:00(入館は16:30まで)定休日毎週月曜日及び火曜日年末年始夏期お盆休み見学料無料アクセス関越自動車道花園ICから約30分お問い合せ048-522-4316ぶらっと3時間周遊&ちょい寄りグルメ〈花園IC〉▪片倉シルク記念館

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