IC降りてぶらっと3時間周遊&ちょい寄りグルメ Vol.02
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中山道最大の宿場町として栄えた旧本庄宿の一角に赤煉瓦でできた倉庫が残されています。かつての本庄商業銀行の担保倉庫として建てられた建物です。この中には、商人が買い集めた繭が銀行の担保として納められていました。今は市の施設として一般に公開されています。本庄は、富岡製糸場が操業を始めてからの一定期間、周辺の農家から繭を集め、製糸場に送る一大集散地でした。本庄市の西部、のどかな田園風景の中に、養蚕を行っていた農家であることを示す屋根の櫓(天窓)が特徴的な民家が並ぶ場所があります。今ではほとんど見られなくなったこの景観を地元では「高窓の里」と呼び、すでに養蚕そのものは消えましたが、貴重な民家群を地域の人が守り継ごうとしています。武上上武もうちょい寄り道ょい寄り道HONJOもうち秋館」と呼ばれていた)が下仁田町の根小屋という集落に残っています。この界隈には、関東と信州を結ぶ重要な街道である中山道の脇往還として、多くの人や物資が行き交い、荷駄の中継地として栄えたころの街並みが残されています。荒船風穴に収められる蚕種は鉄道と自動車でこの事務所に運ばれ、ここからは馬の背に乗せられて風穴まで運ばれました。町ではこの事務所跡を整備して公開する計画があります。瓦造りの倉庫が今も残っています。下仁田一帯もかつては養蚕の一大産地で、上信電鉄もかつては繭や生糸、あるいは製糸業に携わる人々を運ぶ鉄道でした。こうしたかつての栄華の痕跡が下仁田ではいくつも見られます。荒船風穴を経営していた会社の事務所兼経営者の自宅(「春上信電鉄の下仁田駅前にはかつて繭などを保管していた煉武上上武ょい寄り道ょい寄り道SHIMONITAもうち下仁田篇もうち養蚕の町本庄当時の歴史的景観を現在にまでとどめている建造物。蚕種の貯蔵、売買、輸送にまつわる歴史の足跡が自然の中に残る街。 旧本庄商業銀行煉瓦倉庫本庄市銀座1-5-16電話/0495-71-6685高窓の里本庄市児玉町小平597電話/0495-72-1334(本庄市観光協会児玉支部)春秋館跡下仁田町大字西野牧字根小屋甲4737他電話/0274-82-5345(下仁田町歴史館)旧上野鉄道関連施設 下仁田倉庫下仁田町下仁田430-1外観のみ見学可。敷地内は立入禁止。電話/0274-82-5345(下仁田町歴史館)39ぶらっと3時間周遊&ちょい寄りグルメ〈上武もうちょい寄り道〉本庄篇

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