上武絹の道ブログ

世界遺産『荒船風穴』に行ってみた!~3時間旅ガイド&スタンプはここにある!

2019.11.01

※ 荒船風穴は、10月の台風19号の影響で見学を中止しておりましたが、11月1日(金)より再開いたしました。

皆さま、世界遺産『富岡製糸場と絹産業遺産群』の構成資産である「荒船風穴」はご存知でしょうか?
群馬県にある荒船山北側の物見山東麓に位置する、大自然に囲まれた世界遺産です。
今回は、養蚕の発展に重要な役割を果たした「荒船風穴」をご紹介します。

「荒船風穴」を訪れるルートについては、一方通行や通行止め等の規制がありますので、あらかじめこちらのページ
ご確認ください。
私が訪れたのは平日だったので、平日限定「屋敷ルート」を使用しました。

車を降りて受付まで行くと、早速「IC降りてぶらっと3時間周遊&ちょい寄りグルメ」(以下、3時間旅ガイド)を発見。
解説員の方にお話を伺うと、夏休み中は多くの人が訪れ、冊子をお手に取ってくださったようです。
ちょうど「世界遺産カード」の配布も行っているとのことでしたので、好きな絵柄を選ばせて頂きました。
絵柄が数種類ありますし、このカードを提示すると特典が受けられる施設もありますので皆さんも集めてみてはいかがでしょう。
世界遺産カードについてはこちらのページをご覧ください。

「荒船風穴」は夏でも1~2度程度(1号風穴)の自然の冷気を利用して蚕の卵の孵化の時期をコントロールすることで
年複数回の養蚕を可能にし、繭の増産に貢献した施設です。
「荒船風穴」で保管していた蚕の卵は、群馬県・埼玉県のみならず、東北地方や関西・中国地方など、
全国津々浦々から集まってきたものだということにも驚きです。
それだけ荒船風穴の規模が大きく、蚕の卵を風穴で保管することが、繭の増産において重要であったかがわかります。

自然を活用した先人の知恵と自然の恵みに触れることができる世界遺産「荒船風穴」。
群馬県にお越しの際は是非、訪れてみてください。

荒船風穴
住所   群馬県甘楽郡下仁田町南野牧屋敷甲10690
電話   0274-82-5345(下仁田町歴史館)
見学時間 9:30~16:00
休場日  12月1日~3月31日(※冬季閉鎖のため見学不可)
見学料  500円


※写真は下仁田町歴史館から許可を頂き、掲載しています。