上武絹の道ブログ

旧深谷宿常夜燈とパンの店おだしま

2020.03.02

 埼玉県深谷市には、中山道の深谷宿の西と東の入口に旅人のための目印となった2つの常夜燈が残っています。
こちらは東常夜、が現在は遊歩道になっている旧日本煉瓦製造の専用鉄道線路跡のわきに建っています。
明治初期の建立だそうです。

 常夜灯の向い南側にはパンの店「おだしま」が見えます。若い夫婦が美味しい天然酵母のパンを焼く、評判のお店です。
焼きたての食パンはもちろん、バジルフランクは、直径2cmの大きなフランクフルトの入ったパン、ボリュームたっぷりです。
バゲットも食パンも売り切れになるほどの人気です。

 常夜灯から西に100メートル歩くと旧大谷藤豊邸があります。緑の屋根と窓のアーチが印象的な洋館です。
大谷家は江戸時代中期から続く中山道深谷宿の有力商家。昭和初期の大恐慌の際に、当時深谷町長だった当主の大谷藤豊が困窮する
人々に手間賃や食糧を与えるために建てたお助け普請の典型例だそうです。ここにも隠れた偉人の足跡が見つかりました。
現在もお住まいですので外観だけ拝見させていただきました。
 
パンの店 おだしま 
住所        :埼玉県深谷市原郷2114-10
営業時間:AM10:00 ~ PM18:00
定休日    :水曜日・第2火曜日・第4火曜日